『婚約指輪は給料の3か月分』
このキャッチコピーは、いまの若い方でも聞いたことがあるというモンスター
実は70-80年代にデ・ビアスが日本人にダイヤモンドを売るために始めたキャンペーンなんです
日本には結納という習慣があります
生真面目な日本人の性格をよみ、そうだあの結納のなかに婚約指輪も参加させてもらおうじゃないか!と言ったかどうかはわかりませんが
その通りになりました
90年代、ダイヤモンドは紅白のケースに収まり、桐箱に水引かけられて結納セットの真ん中に鎮座
これは、先月仕事帰りによった金沢市老舗記念館に飾られていた、一般的な結納セットだそうです(ちなみに、ここパワースポットだそうです。ご利益をおすそわけ)
結婚前、両家が一番見えを張るところですからね(笑)
おかげで、たくさんの女性たちがダイヤモンドを手にすることができました
90年代に飛ぶように売れた、あのダイヤモンドはどこにいったのでしょう?
いまはほとんど見かけなくなりました
日本の鉱山はタンスだそうですので、たまに掘るとお宝ザクザク(^^;
どうして婚約指輪はダイヤモンドなんだろう?
販売員さんに必要なのは、いつも 「どうして?」 疑問を持つと雑学王になれます
婚約指輪の専門店で、品質の説明をくわしーくしてもらうのもいいですけど
実はこんなわけで、と知ると なんだか歴史を感じます
販促はキャッチコピーがいのち いつの時代も一緒です
デ・ビアスの戦略は60年代にまずアメリカで試されました
「ダイヤモンドは永遠に・・・」
この言葉で、たくさんの女性がダイヤモンドに憧れました
いまでも全く色褪せないのがすごいですね