東京タワーが完成したのは1958年12月23日 333mは当時世界一でした
高度経済成長のど真ん中で、みんなと同じ便利なものを揃えるのが最大の幸せ
この時代の特徴は、人口増加に経済成長、都市経済の拡大です
人々の意識の違いはあまりないので、ビジネスの照準も合わせやすい時代
効率よく良い製品を世の中に出すことが重要でした
うちも○○を買ったのよ、買う動機は所有することです
私も子供のころ、カラーテレビが自慢だったのを覚えています
今考えるとびっくりなんですが、小学生のころお友達と親の職業や肩書の話をしていました
「うちのパパは課長なの。妙ちゃんちは?」「え、うちは係長」「パパはお医者さんだもん」
子供の会話は、その時代の空気を反映しています
きっとパパたちは、がむしゃらに働き、頑張った分出世して、昇給して、やる気満々で毎日過ごしていたのでしょうか
あの頃は、欲しいものがたくさんあって、頑張る目標はモノ
頑張った結果は形となり、手に入れたモノを眺めて達成感を味わい、次の目標のために頑張る
とってもシンプルで、生きやすい時代でした
いま、欲しいものはありますか? 「とっても欲しいものがある」とすぐ思い浮かんだ方は幸せです
すぐに思いつかない人が増えています。わたしもすぐに思いつきませんでした
便利になり、ネットで買えないものはありません
私はネットショッピングをよく利用します
重たい荷物から解放され、お買得品もすぐ比較できます。生活に必要なものは簡単に手に入るようになりました
そしてある日私は友人にお花を贈ろうと、検索していました
これもいいけど、もう少し比較してみようかな…お値段だけじゃなくて、センスがいいアレンジをしてくれるところ…
そうやって数十分時間が経つと 「たくさんありすぎて、わからない。選ぶのに疲れた…」 買物が苦痛になったのです
お米を買うのはそんなに迷いません。洗剤を買うのも迷いません
でも、想いがこもったもの、ちょっとしたアドバイスが欲しいものは、売っている人に専門的な知識を教えて欲しいのです
お花を贈る相手の性別、年齢、誕生日?それとも結婚祝い?もしかしたら離婚祝いかもしれません
そして、一番ふさわしい花を選び、アレンジするイメージを伝え、想いを込めて届けたい
どんなに便利になっても、人の手と知恵と心が求められる買い物があります
私が気づいていない「欲しいモノ」を見つけてくれる販売員さんは、便利になった世の中でも必要とされます
東京タワーができた時代のまま、いまも接客販売をしていませんか?
令和の時代に求められている特別な販売員を目指しませんか?
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