私はお魚屋さんで、どこの海にいるどういう品種の魚で特徴は…なんて説明を聞いたことがありません
美味しいとか、お刺身がいいとか、煮つけがお勧めとか教えてもらうと買いたくなります
ときどきジュエリー販売員として現場に立つと、面白いことに気づきます
どうして販売員はジュエリーの説明、産地とか品質を一生懸命するのだろう?
一つひとつ商品を説明されるお客様…とても熱心に聞いてくれます
すべての商品を説明されると、ほっとしたような顔で「どうもありがとう」そう言って立ち去ります
私も経験があります
興味もないのに聞かされる話はとっても苦痛です
だけど、心優しいお客様は「興味ない」とか「好きじゃない」なんて言いません
早く終わらないかなー、なんて心の中で思いながら我慢して聞いています
「ほら、こんなに素晴らしい商品だから買ったほうがいいですよ!」
「そうね、あなたの言うとおりね。いただくわ!」
まさか、こんな都合のいいお客様がいるとは思ってないですよね
自分から好みの話をされたり、意見を言う方はごくわずか
目的がある買物だったら、ほしい機能や好きなデザインや色、求める姿がなんとなく決まっています
買うつもりもない、欲しいという意識もない そんなお客様に商品の説明をしても聞いて終わり
売上を伸ばす販売員は、商品説明をする前にお客様の話を聴きます
お客様が何が好きなのか、嫌いなのか どんなことを考えているのか
最初にお客様の話を聞けば、そこからの時間は楽しい時間になります
楽しい結果が売上です
商品説明から卒業しませんか?
■私の研修やセミナーでお持ち帰りいただくのは
最初「販売って楽しそう♪」
次に「へーそうなんだ、面白いなぁ」
最後に「うふふ、ファンが増えました」
うちの会社に会うのかな?不安に思うのは普通です。私だって講師をお願いして失敗したことがあります