ヴィクトリアン＆アルバート博物館に２００８年に新設されたギャラリーには約４０００点の作品が収蔵されています
ギャラリーに展示されている色石 タウンゼント・コレクション
宝石目録に記されている一文には
『シルクも、絵の具も、そしてエナメルさえも、永続性、あるいは輝きと色合いに見られるわくわくするような多様性という点では貴石の色には決してかなわない』
私がV&Aで最初に立止ったのは、このコレクションの前でした
指輪は渦巻のように並べられ、宝石のパワーが中心から立ち上ってきそうです
古代の人々は「宝石は生命のない単なる無機質の鉱物であるはずがない」そう考えました
宝石には霊的な力が宿り、超自然的な力をうちに秘めてていると考え、心のよりどころとして、信仰の対象にもなりました
人間は死から逃れることができないが宝石は生命を生み出し、復活の力を秘め、命を与え、存在を永遠不滅のものとする貴重なもの
大きなため息が出てしまいます
手のひらにのる小さな石は、私の想像力を刺激し、くるくると宇宙の果てまで連れていってくれそうです
夢の世界でぼんやりしていると、こんな言葉が聞こえてきます
「この石は２カラットもあり、色がすばらしく美しい、希少価値があります。とってもお似合いです」
一瞬で現実世界に引き戻され、夢の石は高い値札がついた商品に変わってしまいます
宝石は高価なもの。スペックは選ぶ基準の一つです
そうなんです。お客様によって選ぶ基準は様々。スペックだけではありません
そして、とっても大事なことなんですが…男性と女性では、買物の仕方や価値観が違います
ジュエリーを買うお客様の多くは女性です
女性の心を掴むのはイメージです
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