私が販売員デビューしたのは、地方を転々とまわる宝石の展示会でした
知識なし、経験なし、宝石に興味もなし おまけに笑顔もなし…最悪の販売員です
当時は日本の経済がぐぐっと右肩上がり 並べていれば、なんでもば売れた時代でしたので私のような販売員も仕事にありつけました
知識がなくても、商品の札には石の名前と大きさは書いてあります
お客様が来たら 「中石はルビーです。まわりはダイヤモンドです。ルビーは1カラットでダイヤモンドは全部で1.5カラットあります。限定特価の98,000円ですので、お買い得です」
こんな説明を繰り返していました
いま、レッスンを受けてる生徒さんがこんなトークをしたら、バッサリ
「見ればわかる」
まだ誰もがモノを欲しくて欲しくて仕方がなかった時代は、商品説明をすれば売れたのです
今はネットで調べてお店で確認する時代 ググって出てくる情報に魅力を感じますか?
スペックばかり話していると、お客様から突っ込まれそうです
「ググればわかる」
商品の魅力を語ることができる販売員さんはごくわずか
ハリーストーンの接客の話、聞いたことありますか?
マネージャーが顧客に大きなダイヤモンドの品質や価値を語り、勧めましたが、その顧客は首を縦にふらなかった
そこでハリーストーンが、そのダイヤモンドをどんなに愛しているか顧客に伝えると
その顧客はすぐに、ダイヤモンドを自分のものにしました
品質以外の価値を伝えることができて、その価値がお客様の求めている価値だったら
売れます
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現場のこんなこと、あんなこと。売り場の人間関係、
具体的なトークを中心に今まで質問を頂いたことにお答えするような感じで配信します。
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