私が販売してきたのはジュエリーです
業界の中だけみているとわからなかったのですが、ふと周りをみるととっても面白いことに気づきました
私もお洋服を買いに行きます
「お客様、このジャケットは毛９０％とナイロン１０％、この黒い部分は合成皮革を使っています。裏地はキュプラでございます」
なんて、言われたことないです
デザインのことや、どんな風に着回しできるとか、暖かいとか 販売員さんは教えてくれます
ダイヤモンドにくぎづけになっているお客様に
「お客様、このダイヤモンドはDカラーのVVS１ですので、最高品質に近く、希少価値があります」
こんな風に説明する販売員さんは、決して少なくないのです
どうしてジュエリーはスペックばかり語る人が多いのでしょう？
私のセミナーでは、ただのプラチナのリングを使ってグループワークをしてもらいます
「このリングの特徴を１０個以上あげてください」
「えー、ただのリングじゃん…特徴なんて何もないよ」
受講者さんの嫌そうなお顔…が最近は楽しみに
お客様を観るようになったら、次に観てほしいのは商品
この子たちも、ちゃんと観ればいろんな表情をしています
当たり前すぎて、気がつかないことがたくさんあります
リングの形は円 まあるい形をしています
円は古代から保護作用があるとして、魔除けやお守りとして使われています
円は永遠を象徴します
こんな風にこの子の特徴を見つけて、深堀していくと 何十個もこの子を語るストーリーができます
１０個の特徴からさらに３つ深堀ができたら １０×３ ３０個
お客様に、このリングからのメッセージをたくさん伝えることができます
商品もじっと観てあげてください
商品の代わりに、メッセージを伝えるのが販売員の仕事のひとつ、って思いませんか？
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