販売基礎

良い商品ってなーんだ?

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「わたしの店は、良い商品を厳選してますから」

良い商品ってなんだろう?

日ごろ何気なく使っているフレーズも、立ち止まって考えてみると…?

重箱の隅をつつくような指摘で、申し訳ないのですが 不思議に思ってしまいました

 

良い商品とは、あなたが良いと判断した商品であって、私が欲しい商品かどうかは別の話です

長い間、売る側の言い分で 良い=(お客様が)欲しい と考えてしまっていたようです

確かに戦後の右肩上がりの時代は、モノがまだ十分いきわたっていません

目の前にモノがあれば、お客様はさっと買っていったはずです

ただモノを並べるだけから、店主の目で確かめた良い商品を並べます

お客様は店主を信頼し、喜んで買っていきます

 

「良い商品」を揃えることは、30年前はベストの選択だったはずです

30年経ったいま 「良いモノを置いているのに、売上が伸びないのはなぜかな?」

メーカーや宝石店の経営者から聞かれます

価値観が多様化した今は、良いモノを揃えても売上は伸びません

丸いただのプラチナのリング、このリングに求める価値やメリット、魅力はAさんとBさんとCさんは違います

Aさんは、彼氏との愛の印♡ 彼は私のものよ、私は素敵な彼がいる LOVE

Bさんは、病気から身を守り、心を浄化し、強くするために白いリングを着ける お守り

Cさんは、正義を守る仕事だから、自分を律するために、そして丸い形に安全を祈る思い 支え

実はモノに執着しているのは、販売する側かもしれません

ときどき自分の言葉に突っ込みを入れて、考えてみませんか?

 

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