2020年から企業や人の行動を大きく変える年になりました
大変な状況はまだ続きます。接客して商品を販売する私たちにできることは何?
ニーズがないと言われる時代の変化を受け止め、販売も変わらなければいけません
販売員に必要なスキルも変わりました
『声を出す販売員から、声を受け止める販売員へ』
積極性が評価されたニーズがある時代
「お客様に早く声をかけなさい」積極的な販売員が良い販売員だった時代があります
お客様はモノが買いたくて来店しますので、すぐに欲しいものを見せます
目的のモノを見て比較し、説明を聞いて選ぶ
ニーズがある時代の販売は、とてもわかりやすく、必要なスキルも限られています
販売員は詳しい商品の説明ができるか、という商品の知識
お客様に解りやすく、選びやすく伝えることができるか、という伝え方のスキル
それに積極性が加われば高く評価されました
いま、お客様に積極的に声をかけると…慌てて売場を離れる方が増えました
これでは商品を説明することもできません
コストを抑え、品質やデザインの良い商品を企画すれば売上を作ることができた時代は終わったようです
ニーズがない時代のコミュニケーション力
消費動機が所有することから体験に変わった。お金を払う価値は心の豊かさや精神的な充足にあるとお言われています
と言うものの…「心が豊かになるモノは何?」「心を満たしてくれるモノは何?」そんなことを考えているお客様はいません
心を豊かにしたいと思っているとしても、その願望は心の奥深くにあり、気づきません
今はどんなモノでもすぐ手に入れることができます。選択肢もたくさんあります
それに、モノがなくて不自由している人がいるでしょうか?
「何が欲しい?」と聞かれ、すぐに答えれる人が少なくなりました
今の時代は願望に気づいてもらうことから始めないといけません
昔の販売は、欲しいモノの説明と手に入れる価値を伝えることでした
今の販売は、販売員が欲しいモノを見つけるお手伝いから始まります
販売員に必要なコミュニケーション力の土台は『観察力』
お客様の望みを見つける『質問力と傾聴力』
この3つの柱が販売力の基礎を作ってくれます
今からは『お客様の声を受け止める販売員』が業績を伸ばしてくれます
最短で業績を伸ばすのは、人材力の強化です